小学校低学年絵本『たまごにいちゃんぐみ」(作・絵あきやま ただし)

2019年7月2日火曜日

あきやまただし たまごにいちゃん はなかっぱ 絵本 小学校低学年 低学年

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娘も私もファンになってしまった「たまごにいちゃん 」シリーズ。第五弾!
たまごにいちゃんの表情がすごく癒されていいです。

※「たまごにいちゃんシリーズ」を紹介した以下の記事もご覧下さい!
『こんにちはたまごにいちゃん』『やっぱり たまごねえちゃん』
『たまごにいちゃん』

▼あきやまただしさんの作品ならこちらもおすすめ
読み聞かせにぴったりの絵本『へんしんトンネル』『へんしんトイレ』(作・絵:あきやまただし)

<ストーリー>


本当はたまごから出ていなくちゃいけないのに、たまごのままで頑張っている、たまごにいちゃんのたっくん、まーくん、ごーくんの三人組のお話。


この三人組は、たまごのままで大きくなって、弟たちを守るため、一人で大きなカラスをやっつけた〝伝説のたまごにいちゃん〟に憧れています。みんなのヒーローなのです。


だから「僕らたまごにいちゃんぐみは、絶対に殻を破りません!」と誓い合うけれど……。



みんなは、伝説のたまごにいちゃんに憧れて、たまごのままで頑張っているけど、殻はいろんなきっかけでバリッと割れてしまいます。


お尻だけ、頭だけ、顔だけになった殻の姿で三人は黙りこくってしまいます。


「このまま頑張って殻をつけてるの?」
「僕、なんだか、恥ずかしいなぁ」


そして、「もう、面倒くさいっ!」と全員殻を放り投げてしまいました。


<見どころ>


あきやま先生は、今作のカバーそで部分で、「合わなくなった変身ベルト」と題して、ヒーローに憧れる息子さんのことを紹介しています。


息子さんは、変身ベルトが身体に合わなくなって、ヒーローを卒業したと思ったら、次の新しい変身ベルトを探していて、がっくりきたそうです。


身近な経験を絵本の題材にしているので、今回も、楽しませていただきました。


物語の最後。
「そして、伝説の三人組と呼ばれるようになったのでした」ーー。

今回も最後の終わり方、すごくいいなと思いました。

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時代小説好きの父と、ミステリー小説好きの母の下、幼い頃から本に囲まれて育ちました。その影響もあり、私も赤川次郎さんの「三毛猫ホームズ」シリーズから推理小説が好きに。高校生の時に、毎日のようにブックオフに寄って、中古本を買いあさり夢中で読んでました。最近では、石持浅海さん、辻村深月さんも読んでいます。職業柄、勉強のため、毛色の異なる本も手にします。ブクログもやっています→https://booklog.jp/users/47744715b09cce08

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