個人でできる働き方改革『図解 2割に集中して結果を出す習慣』(著・古川武士)

2019年7月10日水曜日

ビジネス書 ラクして速いが一番すごい 働き方改革

t f B! P L
効率よく働く

■力の入れどころと抜きどころを見極める

テレビドラマ『わたし、定時で帰ります。』というのが話題になりました。

社会的にも、働き方改革が声高に言われ、多くの企業に生産性の向上が求められています。

生産年齢人口が減り続けている中、〝より多くの人が働けるように〟〝より短い時間で成果を出せるように〟という企業側の話に注目が集まっていますが、個人としては〝より柔軟に働ける〟〝より自分らしく生きる〟ことが重要なように感じます。

その意味で、個人でできる働き方改革に役立つ本として、『図解 2割に集中して結果を出す習慣』(著・古川武士)を紹介します。


本書では、力の入れどころと抜きどころをどう見極めるかを伝えています。ここで紹介されたような考え方ができれば、効率的に働くことができ、自分もつぶれずに柔軟になれると思いました。

■「ラクして速い」が一番すごい

今回紹介する本以外にも、『「ラクして速い」が一番すごい』(著・松本利明)も参考になります。ラクして速いが一番すごいというタイトルが、自分的にはもうヒット!


個人でできる働き方改革

■第0章 完璧主義が効率を下げる

限られた時間で成果を出すには、過度の完璧主義は弊害になります。

そこで、力の入れどころと抜きどころを見極めて、より無駄をなくし、限られた時間で最大の結果を出す〝最善主義〟でいくべきだと指摘します。

その上で、完璧主義の人はこう考えがちだけど、上手に力を抜く人はこのように捉えると、具体的な方法を33項目にわたって紹介しています。

以下、目次から自分がヒットしたものをピックアップして紹介します。


■第1章 「短時間で効率的」に仕事を終える

・少ない時間とエネルギーで結果を最大化することが重要

・制限を設けてがんばる

・多少粗くてもスピードが速い=速いと遅いでは期待値が変わる

・ギリギリ効果で時間当たりの生産性高める

・目先ではなく、全体像を見て仕事をしている

・シングルタスクで一点集中

・雑用を省エネで、やる工夫をする

・スキマ時間活用

・仕事をチャンクダウンし、やり始めのハードルを下げる

 =過去の報告資料で好事例を5分だけ探す



■第2章 「効率的な工夫」で成果を高める

・柔軟に変える=切り捨てたり、諦めたり、ハードルを下げる

・結果が出る部分に集中する

・〝目的・本質〟を見極める目的志向で

・相手が何を求めてる? ニーズから逆算

・前例思考を捨てて、独創的に工夫


■第3章 「失敗を恐れず」行動する

・まず試しに動いて、トライアンドエラーを繰り返す

・「こうじゃないんだよね」を避けるため、まずたたき台をつくる

 =プロトタイプ思考

・置かれた環境の中で、自分にできることに集中する

・大きなリスク箇所に集中的に対処する


■第4章 「精神的な余裕」をつくる

・自分で決めたルールが守れなくても「別な方法で」と過度に自分を責めない

・責任をやたら背負わず心の安定を得る「自分のせいだけではない」

・0か100かではなく、グレーゾーンを認め、少しの成長を喜ぶ


■第5章 「他人の力」を上手に活かす

・八方美人となる努力を捨てる

・キーマンを見抜き、押さえる

・人に任せるスキルを磨く


<注目点>

■プロトタイプ思考

完璧に作りすぎてしまうこと、自分もよくやってしまいます。まず、第一段目に時間がかかり、さらにそこに修正が入ると、がっくりきます。

方向性を確認するためにも、大枠をつくって早めに見せることが大事だとあらためて思います。

形になって出すと、決済者も急にイメージがわき出し、具体的な指示もしやすそう。

■目的志向、ニーズから逆算

いまやっている取り組みが、結果どうなればいいのか。最終求められていることは何かを考えてみることが大事。

ここでふと思い出したのが、デザイン思考というもの。

求められていることや自分がめざすことから逆算して、物事を捉える大切を学びました。


図解 2割に集中して結果を出す習慣
古川武士
ディスカヴァー・トゥエンティワン


「ラクして速い」が一番すごい
松本 利明
ダイヤモンド社
売り上げランキング: 59,250

人気ブログランキングへ

このブログを検索

自己紹介

自分の写真
時代小説好きの父と、ミステリー小説好きの母の下、幼い頃から本に囲まれて育ちました。その影響もあり、私も赤川次郎さんの「三毛猫ホームズ」シリーズから推理小説が好きに。高校生の時に、毎日のようにブックオフに寄って、中古本を買いあさり夢中で読んでました。最近では、石持浅海さん、辻村深月さんも読んでいます。職業柄、勉強のため、毛色の異なる本も手にします。ブクログもやっています→https://booklog.jp/users/47744715b09cce08

ブログ アーカイブ

連絡フォーム

名前

メール *

メッセージ *

にほんブログ村

ブログランキング・にほんブログ村へ

QooQ