他の人の環境の方が素晴らしいのではないか。
ここより他は、もっと素敵なんじゃないか。こんな風に、人がうらやましくなっちゃうことってありますよね。
そんな人にオススメなのが、『おはなし ばんざい』(アーノルド・ローベル作、三木卓訳)です。
その中の、二つの大きな石の話が感動的。
■いたちに捕まったねずみのトンチ
いたちに捕まったねずみが頭を使って逃げるお話。以前、紹介した『ゆうだち』(あきびんご)に似ています。こちらもご覧下さい。さて、スープにされて食べられそうになったねずみがどうやって逃げたのか。
まず、ねずみは、スープを美味しくするには、物語が必要だと指摘。その美味しくする物語をぼくは語れるよ。だから、食べるの一旦とめて、僕の話を聞いて。
こうして、4つの物語が始まります。
■4つのお話も注目
ねずみの話す物語も面白い。しつこいミツバチを追い払う「みつばちと どろんこ」、二つの大きな石が他の場所の景色を気にしちゃう「ふたつの おおきないし」、おとぼけコオロギの「こおろぎ」、イスにはえてきたとげのある木の話「とげのあるき」。
これらの話を終えた後、ねずみは食べられてしまうのか。
この後、ねずみはどうするのか。
気になる続きは、本編でどうぞ。
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